さくら台動物病院 SAKURADAI ANIMAL HOSPITAL
HOME ごあいさつ 診療内容 ご案内
ごあいさつ
院長ごあいさつ

院長 島田雄平(獣医師・獣医学博士)
東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了

所属学会
獣医臨床病理学会(理事)
動物臨床免疫研究会(理事)
現在当院では、抗癌剤治療、分子標的薬治療、遺伝子診断、人工透析、内視鏡検査、血液型ごとの輸血治療等々、人で行われている治療をできるだけ獣医医療に適応させるようにしておりますが、未だ人の最先端医療には遠くおよばないのが現状です。

私は東京大学大学院在学中(もう20年以上前の話になりますが)、博士課程の仕事として、Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(PET))と言う核医学を動物に応用する仕事をさせていただき博士号を取得しました。 これは糖代謝、血流、神経レセプターの変化など目に見えないものを画像化すると言ったもので、人では臨床応用されており、近年では腫瘍の早期発見等に使われていると思います。私がやっていたのは主に脳神経でしたが、その他にも心臓疾患や、視覚神経をふまえた眼科疾患等に関してもお手伝いさせていただいたことがあり、こういったものにも応用可能です。その時に行った研究内容は未だに獣医領域では話さえ出てこないようなものでした。
この研究は東京都老人総合研究所での仕事であり、獣医領域(大学)でやれたものではありません。それまでは大学の家畜病院(東京大学ベテイナリーメディカルセンター)で診療をしていたので、心疾患・眼科疾患、脳神経疾患あるいは腫瘍等獣医の臨床でもそれなりに先端医療をやっているつもりでいたのですが、人の最先端領域とはかなり違っており愕然としました。
我々がやっていたころから20年近くの年月が経ち、ようやく一部腫瘍への応用:ガンPET検査(糖の集積を見つけることによってがんを発見する:獣医でできるのはFDGのみ)をできるようになっておりますが、昔我々がやっていたレベルのPET検査は世界的にも獣医領域では全くやられていないのが現状です。またMRIなどもその頃にやらせて頂いていたのですがその時代には獣医領域にはMRIの装置自体存在しておらず(たぶん獣医領域では世界初)、しかもその時にやっていたのはトラクトグラフ(神経繊維の描出)やBOLD(Blood-oxygen-level dependent contrast imaging:酸素の受け渡し)や脳血流の描出と言ったいわゆるファンクショナルMRIと言ったもので今だに獣医では全くやられておらず、言葉すら通じないといったのが現状です。

このように我々獣医がやっている臨床は大学ですら人の最先端医療には遠くおよばず、専門性といったものは人医領域と比べると全く話にならないというのが現状です。ただ獣医領域にも近年少しずつ新しい風が吹き込みつつあり、大学院時代の後輩(腫瘍科教授)と遺伝子治療、免疫療法、神経再生医療等の先端医療を相談し獣医領域への臨床応用を考えています。
我々開業医はあまり難しいことを言うと敬遠されがちなのですが、多少なりとも今後の獣医領域に貢献できるよう、また人医領域に負けないような本物の先端医療を志した病院作りを行っていきたいと思っております。 

さくら台動物病院 院長 島田雄平

論文
* Application of PET-MRI registration techniques to cat brain imaging. J Neurosci Methods, 101, 1-7, 2000
* Mapping of adenosine A1 receptors in the cat brain by positron emission tomography with [11C]MPDX. Nucl Med Biol 29: 2-37, 2002.
* PET Imaging of Adenosine A1 Receptors with [11C]MPDX as an Indicator of Severe Cerebral Ischemic Insult J Nucl Med. 2003;44:1839-1844
* Quantitative in vivo measurement of central benzodiazepine receptors in the brain of cats by use of positron-emission tomography and [11C]flumazenil. Am J Vet Res, 64, 999-1002, 2003
* PET neuroreceptor imaging as predictor of severe cerebral ischemic insult. Acta Neurochir Suppl, 86, 45-48, 2003
* Preclinical evaluation of [11C]SA4503: radiation dosimetry, in vivo serectivity and PET imaging of sigma1 receptors in the cat brain. Ann Nucl Med, 14(4), 285-292, 2000
* A PET-MRI registration technique for PET studies of the rat brain. Nucl Med Biol, 27, 121-125, 2000
* Synthesis and in vivo evaluation of [11C]SA6298 as a PET sigma1 receptor ligand. Nucl Med Biol,26, Issue 8, Pages 915-922 1999

院長履歴
1992.3   北里大学獣医学科卒業(病院研究室所属)
1992.4   東京大学付属家畜病院(東京大学ベテリナリーメディカルセンター)研究生(東京大学獣医臨床病理学教室所属)
1994.3   家畜病院研究生終了
1994.4   東京大学農学生命科学研究科博士課程進学
大学院在学中、東京都老人総合研究所ポジトロン医学部門にて研究生(PET:ポジトロンエミッショントモグラフィーを用いた動物の脳機能解析について研究)および東京大学付属家畜病院にて診療
1998.3   東京大学農学生命科学研究科博士課程修了(獣医学博士号取得)
1998.4
〜2000.3
  東京大学特定農学研究員として大学に所属また老人総合研究所ポジトロン医学部門にて動物の脳機能解析に関する研究継続
2000.4   さくら台動物病院開業

award
1993   「犬の実験的尿毒症における血液透析と腹膜透析の比較」にて日本小動物獣医学会東北地区学会長賞受賞
1993   「猫の赤血病の一例」にて東京都獣医師会地区学会長賞受賞
犬猫の避妊・虚勢手術について
当院では避妊・去勢手術を積極的におすすめしてはおりません。よく「将来的に病気になるから」などという理由で、避妊・去勢手術を希望されて来院される方が多いのですが、病気になるかもしれないから前もって正常な臓器をとってしまうなどというような本末転倒な医療は存在しません。
極端な話、もし獣医が「胃ガンになるかもしれないから胃をとっておこうか」あるいは胃は重要だからというのであれば、「脾臓などはとってもそう問題ないし、腫瘍化したり、免疫介在性の病態につながるかもしれないから前もってとっておきましょう」というようなことを言ったら皆さんは手術されるでしょうか?避妊・去勢手術はあくまでも人の都合の中で行われるもので、獣医にしか存在しない医療です。動物のことだけを考えるのであれば自由に交配させてあげればいいのです。 ただ、ペットというのは人の都合の中で生きていく動物であり、その範疇では避妊・去勢をしておくことが動物自体のメリットになる部分もあります。ただし医学的なメリットはあくまでも二次的な話です。避妊去勢は第一義的には人の都合、獣医に「病気になるかもしれないから」などと脅されてやるものでは決してないと思います。逆に生体にとって性ホルモンをつかさどる臓器をそう簡単にとっていいとは思えません。

当院でもたくさんの避妊・去勢手術をしてまいりましたが、これについてよく理解していただいてから行っております。詳しくはお気軽にご相談ください。
ギャラリー

さくら台動物病院の明るいスタッフたち

お預かりの子たちは桜台公園でお散歩します。