皆さんは家具の修理をやってみたことは有るでしょうか
知識さえあれば意外と簡単に直るものもあります。
シマヤでも修理や家具の具合を見ますが
できれば自分の手でチャレンジしてください。
キズの修理おしえます。
キズの修理といってもキズの種類や材質によって修理の方法は
様々です。ここではキズの状態によっていくつかの直し方を紹介
していこうとおもいます。
[1]色つけ(表面の塗装だけがはがれたようなキズ)
その1(ラッカー)
まず道具ですが、ラッカー塗料の黒、赤、黄色の3色とつや消しスプレー
それから色を混ぜる時の容器、筆、シンナーに、布切れを用意します。
基本的に木目の色を作るには、黒、赤、黄色の3色で、カリン系の赤茶
からオーク系の黄土色まで、ほとんどの杢を作る事が出来ます。ナチュ
ラル系の薄い色のときにだけ白をまぜます。
色を作る時は、容器にまず黒と赤を混ぜて、赤茶系を作ります。そのあと
に黄色を少しずつ混ぜていき、目的の色に近づけます。混ぜ合わせる時
には、シンナーを小量入れて色が混ざりやすくします。
混ぜやすいので、ラッカーはスプレー状のものでかまいませんが、白を
混ぜるなら、スプレーでなく普通の缶入りの方がいいです。スプレーラ
ッカー特有の青みが入ってしまうからです。また茶色のスプレーも市販
でありますが、これを混ぜると色が浮いてしまいますのでおすすめでき
ません。
色がキズの部分からはみ出た場合や、色付けの色が合わなかったときは、
布きれにシンナーを染み込ませ拭き取ります。色を調整して、再度ぬり直
してください。
最後の仕上げは、3分のつや消しスプレーを、30センチ以上はなして、
吹き付けます。近すぎたり、あまり吹き付けすぎると表面がかぶれますの
で注意してください。
その2(簡単に直すなら、マジック・マーカー)
もしも小さなキズで色を調合するのが面倒な場合は、油性のマジック
をキズの所に塗るだけでもかなり目立たなくなります。この時キズの
所にはすこし濃い目の色を塗る方が目立ちません。濃い杢目でしたら
黒のマジックを塗っても、ほとんどキズが目立たなくなる場合もあるの
で試してみて下さい。
ホームセンター等では、家具補修用のマーカーなども売っているので、
セットで買っておくと便利ですよ。家具の色付けの技術は、家の床や柱
など、色々なものに活用出来るので試してください。
[連絡先]
(有)島屋タンス店
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