皆さんは家具の修理をやってみたことは有るでしょうか
知識さえあれば意外と簡単に直るものもあります。
シマヤでも修理や家具の具合を見ますが
できれば自分の手でチャレンジしてください。
へこみキズについて
ぶつけて家具をへこましてしまったり、一部が欠けてしまったり
その状況ごとに、修理の方法がちがいます。色を塗るだけではどう
にもならないへこみキズの直し方を幾つか紹介したいと思います。
[2]へこみキズの修正
その1(熱処理)
へこんでいるけれど表面の塗装がはがれていない時は、コテなどを使い
キズ(へこみ)の部分を温めるだけで直る場合があります。
まず始めに、へこみの部分にぬれ雑巾をあてます。十分にへこみの部分
を水に濡らしておく必要があります。
コテはコンロなどで、温めておきます。少し赤くなるまで、だいたい5分も
温めれば大丈夫です。コテが温まったら、へこみの上に被せた濡れ雑巾
の上から直接コテをあてます。
コテが十分に温まっていれば、コテを当てた瞬間にものすごい水蒸気が
あがるでしょう。濡れ雑巾のコテを当てたところが完全に乾いてしまった
らコテをはなして、へこみを見てみましょう。へこみが浮かび上がってき
ているとおもいますが、1回では不十分なので、何度か濡れ雑巾をおい
て、コテをあてる作業を繰り返します。
すべての場合で、綺麗に直るわけではないですが、かなり目立たなくなる
場合が多いです。1度お試しになってください。
その2(コクソウロウで埋める)
簡単に直すには、補修用のコクソウロウをヘラなどを使い、キズに塗
りこみます。この時は出来るだけ近い色のものを選ばなければ、なり
ませんので、何色かセットになっているものを、購入したほうが、良い
でしょう。
ロウが硬くて塗りにくいときは、ライターなどでロウをあぶってから、塗
りこむと楽に出来ます。ロウを混ぜ合わす時にも温めてから、混ぜ合
わせます。ロウが回りにはみ出しているときは、シンナーを布に染み込
ませ拭き取れば綺麗になります。
基本的にコクソウロウは熱に弱いので、補修としては、簡易的なもの
と考えてください。本格的に直すのでしたら、パテを埋めてから上に色
を塗るのが本来の直し方です。
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